怖いのスッキ

リング0 バースデイの怖いのスッキのレビュー・感想・評価

リング0 バースデイ(2000年製作の映画)
4.4
仲間由紀恵の美しさたるや。
それだけを観るために観ても良い作品。

凛とした空気を纏いながらも嫋やかで繊細な美しさがあり、それでいて無垢な少女のような穢れのない澄んだ雰囲気がある。
そして幸薄な儚さ。
悲哀。
この映画を観てからリングやリング2やらせんを観ても貞子が怖くなくなった。
なんて悲しい生涯だろうか。

最後の絶叫なんて悲痛でたまらない。

この演技を見て堤幸彦がTRICKの山田に抜擢したというのも頷ける。

仲間由紀恵の儚く危うげな美しさと無垢な演技がこの映画を格上げしている。
遠山さんに淡い恋心を抱く眼差し、
怯え震える瞳、
初々しい演技がより悲しく映えてくる。

そしてラルクの主題歌がまた美しく切ない。
この映画を観て作り上げたという楽曲finaleの旋律が美しく映画の悲しすぎる終幕を彩る。この音楽があってこそ良いエンディングになっているととても思った。


原作小説とはかなり違うから、別物として見るべき。あとホラー要素は少ない。けど貞子を取り巻く人間たちが恐ろしい。
怖いのスッキ

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