ばんてふ

舟を編むのばんてふのネタバレレビュー・内容・結末

舟を編む(2013年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

・期待していたものはそこまで入っていなかったけど、別のものが入ってたから良かった

・部屋に缶詰で作業する姿がマイルと重なった。本に対するこだわりを持つ姿がめっちゃカッコよく見えた

・主人公はどんな人間なのか、周りはどう思うのか、実際にいたらどうなのか?、と考えてしまう映画だった。

・アパートのお隣さんとベランダで月を見ながら酒を飲む、っていいなと思った。あまり話さなくてもいい空気な気がする。

・主人公はあまり話さない分、人の悪口とか愚痴は言わない。
ただ自分の想いを伝える。表情に出ないだけで、彼は色々と考えているし、動揺を隠しきれない時は顔に出る。なんか主人公は高須に似ているなと思った。生真面目な人だなと思った。口に出さなければ分からないから言葉にしなきゃと言ったら、感謝の言葉とかなんでも口にするようになった。意外と恋愛事情を毎回オダジョーに報告するあたりが面白いなと思った。

・オダジョーがいいキャラしていた。おちゃらけているけど仕事はできる。確かにコミュ力高そうだなと思った。主人公のことをなんだかんだ慕っているのだなと思った。あと、ただ思ったことを言っているだけで、陰口はあまり言っていないなと思った。平均年齢の高い職場であそこまで盛り上がれる性格はすごい

・何かに入れ込むってのはやっぱりかっこいいなと思った。

・自分はもし主人公と同僚になったら、最初はコミュ取りづらくて敬遠するけど、込み入った話ができるとわかったら仲良くなれると思う。

・「相手の考えを知ろうとするから言葉の意味を知る。それは繋がりを求めているから。言葉が人を繋ぐ」ってセリフが好き

・用例採集は世界の見方が変わるのだなと思った。

・ボロボロになっている主人公を心配してドアを開けたら、いつもと変わらない主人公がいる安心感。ぶれないってことは大切だなと思った。

・普段喋らない主人公が「間に合わなかった」って強く吐き出した時に心に来た。本当に見てもらいたかったんだなと。

・確かに前半は主人公の周りを写して主人公を知り、後半は辞書製作がメインになった。こうすることで感情移入しやすくなる。後半でも主人公の人間性がどんななのかを気にしていた
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