舟を編むのしいこのネタバレレビュー・内容・結末

辞書を一から作り、完成させるまでを描いた作品。特に大きな人間ドラマがあるわけでもないが、何故か面白い。
主人公まじめくんが辞書編集部に入り、辞書の魅力にのめりこんでいく。人との交流も下手で営業もできなかった彼が、辞書を作るという面ではコツコツと生き生きと仕事をしている。同僚であり、先輩の西川さんも影で支え、他部署に移動してからも見守り続けていく。この西川さんがかっこいい！移動の飲み会で号泣！酔ってプロポーズ！ダサい！オダジョーが好きになった。ここだけ。
宮崎あおいへの告白も面白い。達筆かよ！しかも、嫌がらせ誤解してしまうし。板前姿もかわいくて、かっこいい。
最後に辞書を完成して、先生に見せてあげたかっただろうなと思う。決して、役不足ではなかった。あなたのおかげで幸せな人生を歩めたと他人に言われる人生を私も生きていきたい。