進藤先生

舟を編むの進藤先生のレビュー・感想・評価

舟を編む(2013年製作の映画)
4.0
①新しい辞書が出来るまでの15年の物語

主人公の松田龍平演じる “ 馬締(まじめ)光也 ” は名前の通り真面目で人付き合いが苦手な辞書編集者。

「他の人の気持ちが分からないなんて当たり前じゃないか。
分かんないからその人に興味を持つんだろ。
分かんないから話しをするんだろ。」

と、下宿先のタケおばさんに言われた翌日の “ 光也 ” の行動…

不器用な人を見ると思わず応援したくなります。

②「手紙でなくて言葉で聞きたい」

宮﨑あおい演じる “ 林香具矢 ” に一目惚れしてしまった “ 光也 ” が筆で書いた恋文を渡すが “ 香具矢 ” がこう言い放つ。

松田龍平と宮﨑あおいの雰囲気も含めて微笑ましい場面。

③そんな “ 光也 ” が語釈を担当していて、新しい辞書に載せる事になった語句の意味

『 こい【恋】
ある人を好きになってしまい、
寝ても覚めてもその人が頭から離れず、
他のことが手につかなくなり、
身悶えしたくなるような心の状態。

成就すれば、
天にものぼる気持ちになる。 』

口下手な “ 光也 ” の気持ちを表すこの描写

いい!凄くいい‼︎
「 恋 」がしたくなる!

と、ほっこり温かくなる素敵な映画でした。


👇2021年追記

宮﨑あおいはほんと男殺しだよなぁ。
どの映画(どの役)でも惚れてしまう。

オダギリジョーのダサいチャラさが良き👍

池脇千鶴や黒木華は初見時には殆ど知らなかった。いいね😊

麻生久美子は何処に出とるんじゃと思いながら見とったら“大渡海”のPRポスターの中におった⁉️


2015/5/4 地上波録画✍️
2021/2/3 AmazonPrime
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