ごろり

トールマンのごろりのネタバレレビュー・内容・結末

トールマン(2012年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

フレンチホラー四天王の1作である「マーターズ」、構成が秀逸な「ゴーストランドの惨劇」を撮ったパスカル・ロジェ監督作品です_(:З」∠)_
二転三転する内容に退屈することなく楽しめて、さすがパスカル・ロジェ監督だなと思ったんですけど、わいが観た他2作に比べたら期待外れでした( ˊᵕˋ ;)💦
他2作に比べると観客の精神を意地悪く徹底的に虐めてくるような作品ではなかったので、精神的ドMなわいは肩透かしをくらって物足りなく感じました(;`皿´)グヌヌ

【ネタバレあり】
※今作を観る予定の方はご注意ください_(:З」∠)_

基本的に観客は なんで?どうして?という疑問を抱えながらこの映画を観ていくことになります_(:З」∠)_
なんで子ども達が失踪してしまうのか?どうして町の住民達の様子がおかしいのか?
映画の中盤で実は主人公が子ども達を誘拐していた犯人だということが明らかになるんですけど、それでもどうして主人公は子ども達を誘拐したの?という疑問が出てきて、もやもやを抱えたまま映画が進んでいきます_(:З」∠)_
結局、貧困が進む町(国も助けてくれない)に住む子ども達を救う為に攫って、貧困の町で子どもが育ちまた子どもが生まれてという悪循環を断ち切り、別の町の裕福な家庭へ引き取ってもらっていたってオチで、小さい子ども達は元の親を忘れて新しい親の元で幸せに暮らしてるけど、主人公に協力してた中学生くらいの女の子は無理言って攫ってもらい親元を離れられたけど記憶は残ってて後悔も残ってるけど自分自身が望んだことだからこれでいいよねみたいな終わり方_(:З」∠)_
子ども達を救った主人公は死刑判決って鬱展開ではあるんだけど、どんでん返しに衝撃を感じなかったし、主人公の行動にもあまり納得がいってないかな( ˊᵕˋ ;)💦
果たして本当の親から離された子ども達がみんな幸せなのか?子ども達が死んでしまったと思いながら生き続ける親達の気持ちは?主人公がやったことは善行なのか?お節介すぎやしないか?
などなど結局もやもやしたまま映画が終わってしまうのが(;`皿´)グヌヌ
ホラー映画というより社会派映画でしたね_(:З」∠)_

例えば主人公が善行と信じて子ども達を攫っていたわけだけど、実は攫った子ども達が引き渡した先で人身売買的な酷い目にあっていて、死刑執行前にその事実を知って絶望しながら死ぬ
とかパスカル・ロジェ監督にはめちゃくちゃ鬱で意地悪な展開を期待しちゃうわけですよ( ˊᵕˋ ;)💦
ただこの作品を経て傑作「ゴーストランドの惨劇」なので、新作に期待したいですね(;//́Д/̀/)ハァハァ
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