ファンタジーが嫌いな人でも観れるような面白い設定。2人がリアルな恋人関係なことや、脚本は主演女優の人がしてたりなどの裏話も面白い。
途中まではすごくよかったのにラスト、オチがいまひとつ腑に落ちなかった。
距離が近すぎてもストレスを感じてしまうし、遠すぎても孤独を感じてしまう。だからお互いを尊重すること、距離の大切さなど恋愛の仕方について再確認できるようなシーンや幸せそうな2人を見て観てる側も楽しくなれるシーン、支配欲のままに相手を操るホラー的なシーン。テンポ良く色々な内容を盛り込んで楽しく見れた印象（特に中盤）
自分の理想を押しつけて、ルールから外れたら捨てる。そんな自分勝手な彼を「自分にしか興味がない」というセリフで一蹴したシーンも印象的。
ラストの目玉、女性はルビーかどうか問題。
僕はあの女性は初対面を装ってやり直そうとするルビーなのかなあと考えました。
だからこそ少し冷めてしまったし終わり方でスッキリできなかったのが残念です。
主人公がルビーを自由にするために真実を伝えたのに、自慰行為のように暴走したサイコっぽい過度な演出は要らなかったと思うし、それが最後の2人がやり直すオチを邪魔する形になっていた気がする。
