ポールダノって独特の華があるよなーっていつも思う
彼が出てるだけで、映画全体が上品に、おしゃれに見える
なんかそういう顔立ちというか、雰囲気(オーラ)をまとってるんやろうな。
で、今回の作品はルビー役のゾーイカザンも同じ系統の、映える系の俳優
そんな華やかな2人がカップルを演じるってなれば、もはや配役だけである程度のクオリティーは約束されてるという、あえてひねくれた言い方をすればややせこい作品
ゾーイは脚本、制作総指揮にはポールもゾーイもクレジットされてる、豪華仕様でもある
しかもこの2人、実生活でも長年のパートナーらしく、これらの点をふまえて観ると、カップル同士の恋愛芝居ごっこに思えてきて、冷めてしまう瞬間も残念ながらある
だって演技でいちゃいちゃしてるけど普段からやってるんやろ〜とか思っちゃうのは当然のことやもんなー?
物語としてはよくある話で、自分の理想だけを押し付け、相手に望むことの悲しさ、愚かさ、切なさを描いて、それらをときにファンシーに、ときにホラーテイストに映しだすことによってこの映画独自の世界観を構築している。
けど、全部がちょっとずつ足りない感じがあるのも事実で、ファンシーさもホラーもラブロマンスももっともっと濃密に濃厚に盛りこんでもよかったんじゃないかな。
だからといって104分の上映時間を120分にしたからといってこの映画がよりおもしろくなるとも思えない
要するにまぁ、そんなおもしろい映画じゃないってことやねんけど笑
ポールダノのファンにはたまらんってやつかもな。
それにしても、主演2人だけじゃなくて監督もカップル(夫婦)かよと
そっちのほうがよっぽど興味あるわい
