もやし

ルビー・スパークスのもやしのレビュー・感想・評価

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)
4.9
あらすじから想像するよりずっとすごい話だった。



主人公は小説家。デビュー作がかなり高い評価を受け、天才とまで称されるが、その後アイデアが浮かばずスランプ。
そんな日々の中、夢の中に頻繁に出てくる女性から着想を得て、恋愛小説を書き始める。
そんなある日、突然家の中にその女性が出現! どうやら本物の人間らしい。


まあ、早い話が「理想の恋人」が出てくる話。

とはいえやはり設定があり得なすぎて最初はまあ適当に見てたけど、最初は良かった関係性が徐々に怪しくなってくる辺りからかなり見入ってしまった。
理想の恋人なのに上手くいかない! 何故だ!って感じだね笑

小説に書いた設定は即座に反映されるということで、関係が悪くなっても書き足せばすぐに関係を戻せる。つまり恋人を自在にコントロールできるということ。


見ている内に恋愛のゾッとするような本質を感じたな。
「エターナル・サンシャイン」見たときのゾッとする感じに近い。


でも何故だか最後は爽やかな気持ちになれる良い映画!(たぶんそこが評価の高い一番の理由だと思う!)
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