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レ・ミゼラブルのrcatのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
2.5
わかり易過ぎる表現が残念だった。子供の頃に読んだ児童書の「ああ 無情」や、10代で今より英語がわからないまま観たブロードウェイのミュージカルは、もっと心に響いた。どちらも当時の自分には難しい表現だったかもしれないが、それでも、キリスト教の罪を償うということ、厳しい状況の中自分と そしてそれを犠牲にしてまでも愛する者を守るということ どちらも伝わってきたが、この映画ではそれがあまりにわかり易過ぎて、重みが感じられなかった。童話のような描き方は、この作品には向かない。高い評価は、あくまでレ ミゼラブル という作品に対してであって、この映画に対してではない気がする。
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