七星

レ・ミゼラブルの七星のレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
4.6
ミュージカル映画
19世紀のフランスは、今のフランスからは想像もできないほどの貧富の差、法が厳しい世の中で、パン1つ盗んだだけでって言ったらダメかもしれないけど、19年投獄された後に永遠と身を追われる人生になるとか、地獄そのもの。

アンハサウェイが演じるファンティーヌの娘、コゼットがずば抜けて美しすぎて生きる宝石のようでした。
法に則って罪人を追放する警察、それが仕事なのに、正義のはずなのに、悪にしか見えないし、当の本人であるジャベールも正義を見失ってしまって自ら死を選んでしまうなんとも言えない虚しい世界線。

マリウスに片想いする、エポニーヌ。
彼女が雨に打たれながら、街で1人泣き謳うシーン一番感情が揺さぶられた。

ヒュー・ジャックマン演じる、ジャンバルジャンが仮釈放された時に生活するために教会で盗んだ銀のモノを、それは授けたもの。と言いきってしまう寛大な心をもった牧師。
そこから、人の為に生き、人に慕われるジャンバルジャン。愛や優しさは反響し、美しい連鎖を生む。ということを学べる。

自分も人にしてもらったことをヒトにしてあげれる、人が光をみつけることができる手助けをできるような人間になりたい。

ずっとフランスの市民全員で歌ってた明るい未来を思い描いた歌が頭から離れません
七星

七星