歌のもつ力に圧倒された。
開始15分くらいで泣きそうになり、それから何度も涙腺が緩みそうになるのに耐えていたものの、ジャベールがガブローシュに自分の勲章を付けてあげるところで限界がきました…。
ジャンバルジャンの無償の愛と赦しは多くの人々を救う一方で、ジャベールを絶望に突き落とす。
赦しにより救われなかった、救われることを拒絶してしまった彼こそが、原題"Les misérables"の意味する"哀れな人々"の最たる人物のように思えた。
最後のシーンに彼はいないところもまた…。救われてほしかった…。