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ゲキ×シネ「髑髏城の七人」のminamiのレビュー・感想・評価

4.5
現在、IHIステージアラウンド東京で公演中の 劇団☆新感線「髑髏城の七人 season鳥」を観劇し、あまりの素晴らしさに過去作も是非見てみたくてDVDを購入して鑑賞。
(season鳥にスコアをつけるならば4.8です!)

「髑髏城の七人」はキャストを変えて何度か再演されている作品で、この「ワカドクロ」と呼ばれている2011年の公演では、season鳥と同じく無界屋蘭兵衛を早乙女太一が、天魔王を森山未來が演じています。
この2人の人間技とは思えないような素早い立ち回り、ダイナミックで優雅、舞踊っているかのような2人の殺陣は本当に素晴らしく魅入られてしまいました。
2人とも身体能力が高いこともあると思いますが、とにかく殺陣の相性が良いんだと思います。殺陣を見て感動したのは初めてです。

6年も前ではあるし、内容や演出も2人のお芝居も変わってはいるけれど、私が観たい2人の姿はそこにありました。
しかも、舞台では絶対に味わえない角度からや、アップで表情が見れることに別の感動が…!
舞台をDVDで観るということは、臨場感はもちろん低下してしまうのですが、素晴らしい撮影技術や編集で、舞台とも映画とも違う別のジャンルの作品に仕上がっている気がします。
めちゃくちゃ楽しめました。

出来ることならゲキ×シネのDVDを全て観てみたい気持ちでいっぱいです。
レンタルが出ているわけではないので金銭的に難しいですけど。
ゲキ×シネ上映の日と都合が合えば映画館でも是非鑑賞してみたいです。

「髑髏城の七人」は時代劇ですが、歴史をあまり知らなくても分かりやすくて興奮できるとても面白く魅力的なオリジナルストーリー(中島かずき作)です。
キャストが変わる度書き直されていて、いのうえひでのり さんの演出も中島さんの物語を知り尽くした上でのキャストに合わせた素晴らしい演出。
何度も再演される理由が分かりますし、いろんなキャストで見てみたくなる作品です。

11月から始まる season 月 では天魔王が太一くんになるようなので、これまた楽しみ過ぎてワクワクします。
絶対観に行きたいと思います☆
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