ほとんどがCGとはいうもののトラの映像は迫力あった。海や魚も怖くもあり美しくもあった。
インドの青年パイ・パテルの一家は動物園を経営。カナダへ動物ごと移動する途中、貨物船で海難事故に遭いボートで漂流することに。自分と足を怪我したシマウマ、オランウータン、ハイエナ、そしてトラ。
長い長い漂流‥何が真実で何がメルヘンなのか、複数の宗教を信じているパイは分からなくなったのだろう。
助かってから日本人の保険調査員が「誰もが信じられる真実の話を話せ」とパイに迫る。そこで「コック、足を怪我した船員、パイの母親、自分だけが生き残った。コックが船員と母親を殺し自分がコックを殺した」と供述。
パイの話を聴こうと訪ねてきた小説家は「それはトラ＝パイ、ハイエナ＝コック、オランウータン＝母、シマウマ＝船員」と指摘すると、パイは「それはもう貴方の物語だから」と答えた。ただ、調査書には「長い漂流の末に生還。しかもベンガルトラと共に。」と書かれてあった。
まぁ小説の映画化だからどう受け取るかは‥、考えてって事かな!?
音楽は『リトル・ミス・サンシャイン』 のマイケル・ダナ。この作品でアカデミー歌曲賞受賞。
他にも監督賞、撮影賞、視覚効果賞受賞作品。
