ミュージックビデオのようなリズム感
直線的なカメラワークと、淡々とした台詞回しがリズムよく聞こえてきて心地よかったです
少年少女の駆け落ちと純愛
どこか詩的で瑞々しくて、観ていると不思議な気持ちになります
小さな世界でも子供にとっては大きな世界で
野花でさえも唯一の宝石になって
小さな入り江の砂浜だってダンスホールにできる
大人びた姿になろうと背伸びはするけど、それもまた子供っぽくて
誰よりも純粋に人を愛しているだけなのにちぐはぐになっていく
淡々としながらも二人とそれ以外の駆け引きが面白くてあっという間でした
どうしても大人目線で観ると「子供だなぁ」とか「なにを大げさな」と感じてしまうところもあるのでしょうが
自分たちだけで生きようと、これまでの生活にカウンターパンチを食らわせる二人は
個人的には誰よりもピュアに世界を捉えているのだと感じました
この感性、熱量
気づいたら失われてしまったなぁ
うらやましい、素敵だなぁ
そう思った映画でした
面白かった
また観たいです