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ダイ・ハード/ラスト・デイのshoupoomoviesのレビュー・感想・評価

5.0
本作がダイ・ハードシリーズで一番好きな変わり者でございます、はい。

私の中のダイ・ハードの定義は
「ジョン・マクレーンに成長させられる漢たち」の物語でありまして、今の世の中と非常に深い繋がりがあると考えています。例えば今の世の中、「役立つ」と「合理性」こそが第一でして、そうでないものは例え人間らしさであっても排除されます。一方マクレーンは私生活もうまく行かず最新技術にも弱く、一見すると時代の逆行とも言えるでしょう。しかし彼の周りはどうでしょう。特に88年公開の記念すべき1で黒人警官が勇気を出すシーンを覚えている方は多いのではないでしょうか。そういった実に人間らしさを求める先にいるのがジョン・マクレーンという男であり、今私達がただのアクション映画としてでなくダイ・ハードを見続ける所以なのです。

ダイ・ハード・ラストデイは残念ながら多くの人には不評だったようです。しかしながらそれは、人々がダイ・ハードに懸ける思いの裏返しなのではないでしょうか。


個人的ダイ・ハード順位は
5→1→3→2→4です!
皆さんが好きなダイ・ハードも教えてください!

※これは別の話になるかもしれませんが、ここ最近のB級アクション映画が暗い質感を保つのは、アクションシーンに迫力を持たせるためだと考えています。ラスト・デイは低予算映画ではありませんが、その先駆けと見ています。
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