ホシ

ダイ・ハード/ラスト・デイのホシのレビュー・感想・評価

3.0
息子を追いかけるために平然と車で車の上を走る男、それがジョン・マクレーン。
昔の彼なら自らのイカれた行動に満足しながら、イカれた笑い声をあげていた。
シリーズ5作目となるともはや笑うこともせず、俺は息子を追っかけてるんだと眠そうな顔で運転を続ける。

さて、こち亀の両さん宜しく、いち警官のジョン・マクレーンがあくまでも組織に属しながら無茶する構図がダイハードの面白い点であった。
本作の残念な所はそのような組織構造が物語上廃止されていること。
結果的に、最終的に結ばれる息子との絆にも「それで良いのかダイハード?」と首を傾げたくなる。
舞台が米国内であれば、ダイハードらしい納得感のある作品になっていたように思う。
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