ニカイドウ

シュガー・ラッシュのニカイドウのレビュー・感想・評価

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)
5.0
前に観たけど内容あんまり覚えてなくて…ただ、めちゃめちゃ面白かったってのは覚えてた。
ストⅡとか、ソニックとか、日本を代表するゲームのキャラクターも多数出演してるしね。
今回再視聴して……、間違いなくめちゃめちゃ面白かった!!「ターボ」するとか忘れてたわー。
思い出した所と、新鮮な気持ちで観れた所と、心に響いた所もあり、楽しいだけじゃない作品やったと思ったのは年月のなせる技なのか、はたまた映画館で観た時にも感じ取っていたのか…?
今となってはわかりません。笑
ラルフが悪役が嫌でヒーローになりたいと願うのは、明らかに周りのキャラクター達の決めつけや差別の目があるからなんよな。
ヒーローになればフェリックスみたいに、周りに人が集まってくれるとラルフは思ってる。
俺なら、ラルフ自身を知ろうともせず、ただ悪役というだけで30周年記念パーティに招待しない奴らと友達になんて絶対になりたくない!
けど、ラルフはそんなキャラクター達が悪いんじゃなくて、自分が悪役やからって思ってる。
「違うよ、ラルフ!」って言いたくなる。
けど、それがきっかけとなって、ラルフは一歩踏み出す。「ターボ」する。笑
嫌なきっかけやけど、それはラルフの大いなる一歩に。
なんせ、ヴァネロペに出会えて、一緒に大冒険が出来るんやから。
と同時に、「フィックス・イット・フェリックス」のキャラクター達にも、ラルフの大切さがわかるキッカケにもなったよな。
この作品では「ヒーロー」って言葉を使ってるけど、自分を認めてくれる人がいるって良いよね。
自分の現状に違和感を抱えてしまった時、現実にはラルフのようには一歩踏み出せないかも知れない。
けど、そんな時『シュガー・ラッシュ』を観れば自分の中で何かが変わるかも。
大切な人に貰ったヒーローメダルは誰の心の中にもある。
弱ってる時には見えへんだけなんよな。
そして、誰かにヒーローメダルを渡せる人になりたい…今は子供にやな。俺、子供にちゃんとヒーローメダル渡せてるかな?
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