マスン

ザ・マスターのマスンのレビュー・感想・評価

ザ・マスター(2012年製作の映画)
3.6
あの超有名スターも信仰する実在の新興宗教団体にインスピレーションを受けた問題作。
サイエントロジーの教祖をモデルに、新興宗教の実態を暴くポール・トーマス・アンダーソン監督作だ。第69回ヴェネチア国際映画祭で監督賞と男優賞を受賞。
主演のホアキン・フェニックスには、幼少時代に両親が信仰していた新興宗教の施設で生活していた過去があると。U-NEXTレビュー

主演ホアキン・フェニックス、短気で自制心のない、アルコール依存性の帰還兵の役を熱演。彼らしい凄みのある迫力。
そして、フィリップ・シーモア・ホフマン
新興宗教の教祖役、穏やかで説得力ある名優。この二大共演が素晴らしい。

教祖と出会ったことで、社会にも馴染めなかった男が、愛されるまでの側近となる。
ホアキンの独特な顔立ち、表情は怖いくらい。二人の間にいる教祖の妻、エイミー・アダムスが引き締める。
宗教の内容はよくわからないが。
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