50年代を舞台に、第二次世界大戦でPTSDになった復員兵とスピリチュアル団体の指導者の共依存関係を描く。この映画を見ると、フィリップ･シーモア･ホフマンの早逝が本当に惜しいと思う。実際のスピリチュアル・ヒーラーの雰囲気を体現している。サイエントロジーをモデルとしているとのことだが、劇中の前世療法は60年代以降のニューエイジの影響を強く感じる。神秘家としては素晴らしいが著作はひどいとか、嫁が権力的だったりとか色々香ばしくてニヨニヨできる。ラストの二人の対決シーンの絵力には感動した。
2016.11.3 イマジカBS(録画)(字幕)
