ヒデ

ザ・マスターのヒデのレビュー・感想・評価

ザ・マスター(2012年製作の映画)
3.9
ホアキンフェニックス主演の言うならば宗教兼サイコ映画です。予想してたような映画でした。ストーリーは狂った宗教を信仰している人がある人を狂わしてしまうという様な映画でした。純粋に面白かったです。どんどん狂っていく主人公を見るのは興味深かった上に、彼を狂わせている人物もかなり狂っているので彼らのやり取りなどはかなりクレイジーで面白かったです。そして今作の撮影方法は素晴らしいと思います。極端に暗く撮るのではなく、なんとなく暗い様に撮っておりそれが今作の不気味なトーンに合っていた上に、カメラワークも良いです。あまり大きく動かさないようなカメラワークで映しているキャラクターの感情を汲み取りやすかったです。そして演技は全員素晴らしいですが特に良かったのが、フィリップ・シーモア・ホフマンです。彼のキャラクターが一番興味深くてその役を素晴らしく演じていました。自分が悪いことをしているという意識を一切持っていないのが伝わりましたし、ホアキンフェニックスと話すシーンも良かったです。全体的にストーリーは面白くカメラワークも良い上に、演技も良いですが、少し長く感じてしまった感じです。ですが、エンディングも素晴らしいです。
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