このレビューはネタバレを含みます
自宅で鑑賞。
アーノルド・シュワルツェネッガー(「ターミネーター」)復帰作のアクション映画。
監督は「甘い人生」のキム・ジウン。
シュワちゃん、州知事だったことはみなさんご存知なんでしょうか?
そんなシュワがスキャンダルで失脚した後、銀幕にカムバックした復帰第1作目がこれですな。
当時、理由はどうあれ久しぶりに映画に戻ってきたシュワはやっぱりカッコよかった!
それに加えて年相応の渋さが顔ににじみ出ていて、貫禄が増しているのもグッド!
きっと政界で苦労したんでしょうなー。
話はシュワ演じる老保安官レイが暮らす街ソマートンに刑務所から脱走した凶悪犯とその仲間たちが向かっていることを知り、「最後の砦(ラストスタンド)」として仲間たちと共に立ち向かうという大味と言ってしまえばそれまでだが激アツな話。
エドゥアルド・ノリエガ(「美女と野獣」)演じるコルテス一味は改造モデル車シボレー・コルベットZR1を駆使して、近代武器で武装しているのに対し、レイ率いるソマートンの連中は街に住む銃器マニアのディンカム(ジョニー・ノックスビル「ジャッカス」シリーズ)の力を借り、ひと昔前のトンデモ銃器で対抗するというところも良い。
どことなく町の雰囲気も含めて現代版西部劇の匂いも感じる。
シュワ以外の面々も粒ぞろい。特にエキセントリックなジョニー演じるディンカムと終盤爆風の中からハットを拾い、トンプソン乱射の勇姿を見せてくれるルイス・ガスマン(「なんちゃって家族」)演じるフィギーが良い。
この人、よくコメディで観るけど、そん中でも一番カッコ良く見えた!!
でも、やっぱり一番カッコ良いのはシュワだろう!!
ロドリゴ・サントロ(「フォーカス」)演じるフランクが運転するスクールバスからマシンガンを乱射する場面はそのヴィッカース重機関銃の無骨さも含めて、イイ!!
これこれ、こういうのが見たかったんだよ!!という感じでそこには我々が見たかったシュワちゃんの姿を見ることができる!!
おかえり、シュワちゃん!!
カーアクションもあり、肉体アクションもあり、「人を殺して捨台詞」もてんこ盛り!!まさにシュワ映画の王道的展開をアップグレードした内容となっていてシュワ復帰第1作目にしてはこれ以上ない出来の作品と言えるだろう!