かきぴー

ラストスタンドのかきぴーのネタバレレビュー・内容・結末

ラストスタンド(2013年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

1.極悪犯が護送中に脱走、しかも脱走に使ってる車は300km出る!ヘリでも追いつけない、ヤバい!
2.このままだと国境越えられて完全に逃げられてしまう!国境手前の街は完全に平和ボケしていて、保安官も頼りない、ヤバい!でも、止めなきゃ!
3.そしてもちろん、その街の保安官の1人は老いたシュワちゃんだ!

ここまで来て「あ、コレは面白いに決まってる」と確信。しかしすぐに不安に、ここまで1時間、エンディングまで40分…

結果、アクションは30分しかなく、シーンもたったの3つ…だらだらとエンディングが10分…

じゃあ、前半で人間関係を掘り下げてたかっていうとそうでもない。主人公になりそうな新人保安官を描くことに時間を割く。その新人保安官は前半唯一のアクションシーンで残念ながら殉職。彼の死によって親友の不良とそのガールフレンドが奮起して戦うことを決意。どうやらその二人がシュワちゃんの次のメインキャラらしい。だったら、最初っからそっちに焦点当てておけよっていう…
もちろん、こいつらのアクションシーンに大切な30分を割くわけにはいかない、主役はシュワなのだ。結果、他の仲間達とまとめて1つの戦闘を終えアクション終了。
一方シュワ、「どうせ勝つんだろうな」と思いながらも「こんな窮地どうやって乗り切るんだ⁈」とワクワクさせてくれる存在なはずなのに、終始安全にミッションコンプリート。しょうがない、30分しかないのだ。

ストーリーの意図はわかる。さんざん文句言ったが、前半に見せ場がないわけではない。シュワ街とFBI本部を同時進行させて情報提示するから、時間がかかるのもわかる。でも、そこは我慢してFBI本部のシーンを全部切って、電話かなんかで事情を伝える、「脱走した麻薬王がそっちに向かってるんだ、絶対にそこで止めてくれ!」これくらいで済ませといて、メインの展開に進むべきだと思う。やっぱりみんな観たいのはピンチを乗り越えるシュワだから。準備体操し過ぎた感。

もちろん、前半時間かけただけあって雰囲気的なものは最高に良かったし、バスからの機関銃は最高にアガった。メチャクチャ楽しめそうな状況だっただけに残念だったというだけ…

かなり偉そうに文句を言ってすいません、あくまでも個人の意見なので気になさらず…m(__)m
かきぴー

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