ミナズキ

夜ごとの美女のミナズキのネタバレレビュー・内容・結末

夜ごとの美女(1952年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ルネ・クレール監督作品。87分。
視聴方法:DVD購入。モノクロ作品。

夢の中を扱った作品は面白い。
夢の中は制約がない分、どんな繋げ方をしても違和感がないので面白いし、次の展開が予想できないので見ていて飽きない。
クロード以外の景色が切り替わるシーンを見て『キートン探偵学入門』『パプリカ』を思い出した。
オーケストラにドリル、ノコギリ、エンジン、掃除機のが紛れ込むシーン、配達人の声と周りの騒音が重なり、声がかき消えるシーンなど所々笑えるシーンがあり、楽しめた。
後ろ向きに走る馬、車と決闘する男、車で様々な時代を遡ったりと1950年代にここまで斬新な作品が作られていたことに驚いた。
終盤の夢の中のハチャメチャな展開は好き。
そして、ジェラール・フィリップがカッコいい。