夜ごとの美女の作品情報・感想・評価

「夜ごとの美女」に投稿された感想・評価

夢だけど夢じゃなかったー!ってわけで、ふだんは冴えない音楽家のジェラール・フィリップが、夢の中で美女との逢瀬を楽しむおとぎ話のような映画。ジーナ・ロロブリジーダのアラブの踊り子のような衣装が麗しい。

記憶の中の初ジェラール・フィリップがこれなのでフランスの美という印象はなく、今のところちょっぴり情けない微笑ましきDTというイメージになってしまったのはしょうがない。
ある男(ジェラール・フィリップ)が、眠る度に美女の夢を見て…というルネ・クレール監督作品🎥
この「夢に落ちて行くシーン」が見事であり、更に「夢の中の風景」がバラエティに富んでいて、楽しい!
また、ジェラール・フィリップが、夢の中または現実世界で、恋する美女たちを演じているのが、ジーナ・ロロブリジーダ、マルティーヌ・キャロル、マガリ・ヴァンデゥイユ…と美女だらけで、区別つけづらくなるほど…(笑)

貧しい音楽教師をしている男クロード(ジェラール・フィリップ)は部屋で作曲していると、外の車の音や道路工事の音がうるさかったりして、作曲がはかどらない。そんな彼が眠りに落ちると、夢の中で「美女」に会う。この美女が1900年の貴婦人(マルティーヌ・キャロル)だったり、アラビアのお姫様(ジーナ・ロロブリジーダ)だったりするのだが、夢がイイところに来ると現実世界で起こされたりして夢が終わるあたりも楽しい。
そうして夢が終わっても、またすぐに眠りについて夢を見るジェラール・フィリップは「良く眠れるなぁ~」と感心してしまうほど…(笑)

この映画で忘れられないオジサンとして「ワシが若かった頃は良かったなぁ~、現代は事件が多いし…」と言いながら新聞を投げ捨てるオジサン。

それにしても、「夢シーン」の創造力あふれる映像は見事であり、なかなか楽しい娯楽作品であった。
あ

あの感想・評価

3.8
「あの頃は良かった」というよく聞くセリフからここまで話膨らませて面白くできるのがすごい
annanna

annannaの感想・評価

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特集<命日(11/25)、そして誕生日(12/4)を前に… ジェラール・フィリップ 銀幕に輝く永遠の美貌>

このレビューはネタバレを含みます

すごいおもしろい!

夜ごとの美女→夜ごとの円盤→円盤が来たというのは知ってるけど思ってたよりまんまなコピーだった!
オダ

オダの感想・評価

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ジェラール・フィリップの笑顔はあくまでもさわやか。36歳で死んだ男。若さしか知らずに死んだ。
劇中のちぐはぐな夢想の連続は不安や疲労を煽らない。ファンファンってパンタみたいなあだ名でいいね。

夢見る男のスラップスティックコメディ。音に対する繊細な感覚が素晴らしい。
傑作!!!夢が現実に侵食され、他の夢とも混ざり合って混迷を極めていく描写が楽しい。時代を駆け上っていくクライマックスのアイデアもお見事!!!
ルネ・クレールの「夜ごとの美女」は見逃していたら大損失だったと久しぶりに思わせてくれた映画です

食欲のわかぬ邦題だし単なる美輪明宏さんのごひいき映画だと思ってたらとんでもないシロモノ!
寓意とエロスとドタバタとアクションと人生謳歌が融合しルネ・クレールのカオスが爆発。
しかも90分以内という極めて心地よい上映時間。
映画は観ないうちは絶対に分からない!という当たり前の事実。
至福の午前中の映画鑑賞でした
音楽家で大成することを夢見るジェラール・フィリップは上手くいかない現実から眼を背け、夢を見るようになる。
「昔は良かったな」と過去に行っても、どの時代の人も同じことを言っていて、「今もわるくない!」というポジティブなメッセージが良い。コミカルな役どころをジェラール・フィリップを持ち味の愛らしさをいっぱいに活かしていて楽しい作品。
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