貧しいピアノの教師の主人公は、ピアノを弾けばアパートの向かいのガレージの親父に怒鳴られ、学校に行くと生徒達にバカにされ、作曲も進まない。癒しといえば夢の中に現れる美女達。しかし良いところで目覚めたり。必死に2度寝したり
たまたま隣でお茶会を開いていたおばさま方が、
「会員番号〇〇番の〇〇です。私とジェラール・フィリップ様の出会いは、、」というお題で1人ずつ話をされていて
気になって、その場で調べてしまった。フランスの俳優ではないか!
さらにこちらの『夜ごとの美女』の話でとてつもなく盛り上られていた。
ということで帰ってすぐ見たよ。ありがとうサブスク。
古いフランスの映画だと思っていのに、
結構ドタバタコメディだったんだが。
ピアノから音を出すたびに、ガレージからも醜い音で遮られる。
もはやドリフ。
しかし夢では一変し、フランスの美しい美女達の麗しい身体と、
エロスと、文学的な愛を囁く。
しかし起きると、またコメディ。
そして死に物狂いでベットに戻ろうとする主人公。
そしえ寝つかせてくれない周りのガヤ。
マジでドリフ。
そして気づく。現実のガレージの娘が誰よりも美しいことを。
今でこそ ありきたりかもしれないが、とても洒落ているオチだと思った。
そして私も気づく。現実のガレージの娘を、いつも無意識に視界に入れていたから
ああいう癒しの夢を見ていたのだな。
もう最初から恋は始まっていたのだ!!!!!!
おばさま達がお茶会で行っていた”ジェラール・フィリップ様”はね、
そりゃあもう美しかったですよ。
因みに 最後まで盗み聞きしていると、「今度下高井戸シネマでジェラール・フィリップの作品を上映することが決まりました!」といって拍手が巻き起こってた。
有名な会だったのかもしれない。