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カリフォルニア・ドールズのGOのレビュー・感想・評価

カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)
3.8
ロバート・アルドリッチ監督の遺作となった幻の傑作

刑事コロンボことピーター・フォークと、カリフォルニア・ドールズの2人の、友情とも愛情とも親子愛ともいえる絆が素晴らしい
どんなに負けても貶められても、決して諦めず這い上がる3人の姿には、心揺さぶられた

特に中盤、屈辱に耐え、サーカスで文字通りの泥仕合をするシーンなどは、興行の世界の残酷さと、そこで這い上がることの苛酷さを痛感し、目を覆いたくなった

だからこそラストの一戦では、心からドールズを応援し、その勝利に快哉を叫ぶのだ

人生最後の仕事に、「女子プロレス」というキワモノに近いジャンルを選び、見事一級品に昇華させた、ロバート・アルドリッチ監督の手腕には、改めて驚嘆させられた

We want dolls! We want dolls!
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