『ドライブ・マイ・カー』の三浦透子と田畑智子がダブって見えた。
子どもを授かることと悦楽との間で揺れ動く感情のもつれを田畑智子がコスプレで熱演。しかし姑の役の人の自分勝手な振る舞いと旦那の頼りなさに振り回される彼女は不憫で可哀想。
R15のシーンのボカシが大きな丸で淡いグレーなのが、ソフトな演出だ。
これが局部だけに絞った明瞭なモザイクだと卑猥だけど、本作のソフトなボカシは、いやらしさを和らげていると思うのは私だけ?
相手役の永山絢斗は高校生に見えなかったような、、、友人の窪田正孝の貧困にあえぐ姿、みすぼらしさが真実味を帯びていた。
虚無感の間に挿入する青空の切なさがいい感じ。
タナダユキ監督の他の作品も掘りたくなりました。