EDDIE

テッドのEDDIEのレビュー・感想・評価

テッド(2012年製作の映画)
3.3
口悪ぬいぐるみくまと自堕落な主人公の友情を描く抱腹絶倒コメディ!
だけど主人公に共感できないどころか、まったく成長してなくないか?
テッドは動きから仕草まで全部可愛い。

昔から動物とかぬいぐるみとかが言葉を話すみたいな作品好きなんですけど、テッドはなぜか先送りして観てませんでした。
口悪いぬいぐるみって設定だけでも楽しいはずなのに後回しにしちゃってました。

結論からいうと、面白いんだけど、主人公がクズすぎて絶賛には至らないという感想。
映画によっては「背伸びしなくていいんだよ。君は君のままで、そのままでいいんだよ」っていうメッセージ性ある作品ってあんわけで、ご多聞に漏れず本作もそんな作品ではあるのかもしれません。

だけど、大人になっても自堕落な性格で、仕事は遅刻するわ、サボるわ、映画を観ていく中でも人としてクズすぎるだろうみたいなところが多すぎます。

本作の大きなポイントとしては、主人公が愛する彼女と子供の頃からともに過ごした親友のテッドどちらを取るかって部分。
にしても愛する彼女に振られそうだからって、20年以上連れ添ったマブダチの喋るぬいぐるみを家から追い出そうとするし、信じてあげないし、君たちの友情って何だったの?って感じてしまった。
あれじゃあテッドが可哀想すぎますよ。

テッドはテッドでまぁ考え方からクズなんですよ。これは観る前の触れ込みからわかっていたことなんですけど、やっぱり主人公のジョンのことは一途に愛してるんですよね。
それがわかるからこそ、ジョンの言動が全部イヤになるんですよ、観てて。

まぁ言いたいこととしてはジョン全然成長しねーじゃんってこと。努力もしてない…。

とはいえ、テッドの細かい動きや表情の変化など、CG技術にはあっぱれなので、スコアとしては3.3にしました。

※2021年自宅鑑賞161本目
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