Harigane

空気人形のHariganeのレビュー・感想・評価

空気人形(2009年製作の映画)
3.6
<あらすじ>
ファミレスで働く秀雄(板尾創路)のアパートで"のぞみ"という名前を付けられた空気人形(ペ・ドゥナ)。
ある時秀雄が仕事に出かけると、その空気人形に意思が芽生え、部屋の外へ出て歩き出す。
そして帰り道によったレンタルビデオ店で働く純一(ARATA)に一目惚れをした空気人形は、昼間はレンタルビデオ店でアルバイトをして夜はアパートに帰って空気人形に戻る生活を始める・・・

<感想>
こちらもまた是枝監督作品💫
『空気人形=ラブドール』でした😶
色々なテーマの作品を手掛けてますね🎶

もしも人形が心を持ったら・・・

徐々に人としての感情を持ち始める空気人形👩🏻
始めのぎこちなさから次第に人らしくなっていく感じを見事に演じているぺ・ドゥナ、素晴らしかったです✨

人形に感情があったらいいのにと思う人もいれば、人形だからこそいいと思う人もいるわけで。
「私のどこが好きなの?」と問われて何も答えられない秀雄。
彼が愛しているのはあくまでも感情を持たない人形なんですよね👤
今作ではそれが如実に表されていました🙁

ファンタジー作品でありながらも、ホラーを感じさせる要素もありました⚡️
特に終盤では空気人形であるが故に理解せずにあることを犯してしまう…
淡々と描かれるこのシーンはとても印象的でした😬

そしてラストシーンもとても切ない終わり方。
バースデイソングを歌ってもらう時に名前を呼んでもらう🎂
当たり前のように感じていましたが、それって特別なことなんだと、今作を観て感じました🥲
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