独特の悲哀に満ちた作品。
空気人形が心を持つという設定をこれほど上手く活かした作品はもう後世には出ないんじゃないかと思う。
誰かの代用品として生まれたのぞみが、自分の望みを叶えようとした結果の壮絶さ…
「心をもつことは、せつないことだ」
心の隙間と共に美しい映像で世界が描かれている。放たれた無垢な心は虚無感に浸食され最後に人形(ダッチワイフ)の最後の選択が痛い。しかし、世界は美しい。最期を迎える人…
よくあるTikTokの映画紹介動画を見て気になった作品。
韓国の方とは驚いた。日本語に違和感があまりない。
『ベイビー・ブローカー』にも出てたんだ。
何故心を持ったんだろう。
とても不思議な話。
…
のぞみ『私の息で満たしてあげるよ』
女性の代用品として作られた空気人形ののぞみに、ある朝"心"が芽生える。持ち主の秀雄が留守の間に街へ繰り出し、レンタルビデオ店で働く青年・純一に想いを寄せるように…
「命は自分自身だけでは
完結できないように作られているらしい」
「命はそのなかに欠如を抱きそれを
他者に満たしてもらうのだ」
「心を持つことは切ないことでした」
空気人形っておしゃれ系かな?…
こんなトリッキーな作品を是枝は昔書いてたのか。ワンダフルライフと空気人形だけ観れてなくて、ようやく鑑賞。どんな感じの作り込みなんだろうと思ったら、リアリティラインはガン無視なんだね
とにかくいろん…
(自分用記録)
・昔見た気がしていたが全く覚えていなかったので見ていなかったのかもしれない。
・冒頭、怖いと感じた。
・周囲が何の抵抗もなく受け入れるところは、そういう物語だからということにする。
…
(C)2009 業田良家,小学館,『空気人形』製作委員会