ま

空気人形のまのレビュー・感想・評価

空気人形(2009年製作の映画)
3.3
はじめに是枝監督がこんな映画作るのか!?と意外でした。
本作はラブドール(〇ッチワイフ)が心を持って動き出すという話。

人形の持ち主で冴えない男を演じるのは板尾創路。家に帰って「ただいま~ 今日も仕事が大変でさ~」といっちょ前にラブドールに話しかけまるで自分の恋人気分… やがて人形と行為。。行為後アレを洗ってる姿が哀愁ありまくりでした…。

ある日男が留守中人形が突然動き喋り出す。やがて人形は一人町に出て人々と交流を始め人間らしさを覚えていく。一人の青年に恋もする。

なんで人形動くの?喋るの?とそもそもツッコミどころしかなく、こんな内容でエロ映画かB級映画か?と見せかけそこはさすが是枝監督。

町の人々の哀愁・貧乏臭さなど表現の仕方が巧い。そんな人々と触れ合うことで成長していく人形、青年との恋、持ち主との確執、ラブドールという"道具"としての運命などをシュールながらちょっぴり笑え切なく描いている。

ラブドール役は韓国人女優のペ・ドゥナが演じる。これは日本の女優じゃなく韓国人女優にしたことでカタコトな日本語も違和感がない。そして多くの人がレビューしている通りめちゃくちゃ可愛いです(ガッツリヌードもあって体張ってます)。顔も可愛いんだけど雰囲気が可愛いというか…一言で言うと"萌え"。
ま