空っぽでみんな繋がる。
純粋無垢な精神が異様に生々しい身体を持ってしまった。この矛盾が引き起こす居心地の悪さはなんだろうか。綺麗と気持ち悪さが共存することで際立ったものは綺麗ではなくて生々しい気持ち悪さだった。
「線消せるから」「昔から手の冷たい人は心が暖かいって言うんだよ。迷信らしいけどな」のような台詞は面白いが、過剰が勝ってしまう。良くも悪くも是枝監督らしさになるのだろうか。
何人もの人生によって共通項を見出そうとする。代用品。空っぽ。誰か空っぽじゃない人いましたっけ？世界はみんな空っぽですか？
