キミシマユウキ

藁の楯のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

藁の楯(2013年製作の映画)
3.5
幼女を暴行し殺害した逃亡中の殺人犯に懸賞金10億円が掛かる。実は彼が殺した幼女は財閥の大富豪の孫娘だったのだ。そして彼は全国民から狙われることになる…

『クローズZERO』『悪の教典』の
!!三池 崇史!!
が監督したサスペンスアクション。
『ビーバップハイスクール』の作者が挑んだ初小説が原作だとか。
『22年目の告白』の前に
藤原竜也が殺人犯の映画を他にも見たかったので鑑賞。


「いやもうさっさと殺せや!!!!」


という感想が最初に出てしまう自分の人間性に合わなかった作品。
というのも今作の主人公は究極の八方塞り。
財閥の大金持ちの孫娘を暴行してボッコボコに殴った後に精〇を顔面にぶっかけしたというクズ中のクズを仕事で守らなきゃいけないSPなのだ。
いや何か事情があって追われてる男を守る…とかいうならばアツイ漢の仕事人っぷりを称賛出来るんだけども、本当に映画史に名を残すレベルのクズなのだから守る理由が
「仕事ですから…」
だけじゃ収まりがつかない。
しかも殺したら10億円貰えちゃうということでマスコミも群衆も警察機関でさえも殺したがる。どうせ司法の手にゆだねても死刑なんだから殺しても一緒やん…と心が汚れきった自分には主人公の守る理由がイマイチ理解できない。
しかもこのレイプ魔のせいでどんどん罪のない人々が死んでいくし…
胸糞悪い…
藤原竜也…

主演塩顔俳優の代表大沢たかお
任務のためには性犯罪者も守る仕事人。
かっこいいんだけど最後まで見ても共感は出来ない。金貰っちゃおうぜ(汚)
そして逃亡犯役に藤原竜也。
今まで殺人犯やら頭脳犯は上手くこなして来たけれどもその中でも圧倒的なクズ。
同情のしようがないクズ!!
キンッッキンに冷えたクズ!
救いようのないゴミカス!!
僕は幼女より年上のお姉さん派なので断然彼を許すことが出来ません!!(そこかよ)
あとは藤原竜也に「おばさんクサイ」と言われちゃう松嶋菜々子やら永山絢斗やら岸谷五朗が好演。大富豪役の山崎努は貫録ありました。

題材的にはかなり面白くなるはずなのでハリウッドで映画化したら面白いだろうに…
なんて思って調べたらハリウッド映画化するんかい!(笑)
でもこれステイサムが主演してたら速攻で犯罪者殺しちゃいそうですけど・・・・

三池監督好き、大沢たかおに守られたい方、そしてクズにわをかけたクズの藤原竜也が観たい方にはオススメの作品