ダヴィドフ

ストロベリーナイトのダヴィドフのネタバレレビュー・内容・結末

ストロベリーナイト(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

2018/9/17
CSにてドラマと映画連続視聴
一貫して雨のシーンの為全体が暗いトーンに抑えられていい画面効果になっている。
ただ、途中からこの雨はいつ止むのだろうと思っていると案の定ラストシーンまで止まない。ラストシーンは晴れているが視聴者含め誰の心も晴れていないように思うがここまで雨を引っ張ったのがタイトルの「インビジブルレイン」にかかってるだけのような気がして雨の演出の意図を深く理解する事がまるで出来なかった。
ドラマでは崩れることのなかった姫川のキャラ。ストーリーが進むにつれて「女」にフォーカスされて行く所がドラマとは決定的に違う点か。
竹内結子のキャラ作りと演技は素晴らしい。
しかし、自分が見てきた地獄、同じ血の匂い、抱えた闇の深さ、数々の共通項(と、勝手に思い込んでしまう。)に自らの壁が崩れ女として覚醒し、身を委ねてしまう演出はドラマ、原作から見ていたコアなファンには賛否が分かれるところではないか。
最初に姫川が車に乗り牧田の生い立ちから状況まで台詞にして説明するシーンも含めて私は車のシーンは無い方がいいと思った。
加えて最後の交差点のシーンで金子賢の全ての犯行を映像で説明してしまう所、姫川班としての事件と対峙するシーンが殆どない所等残念な所が多々あったが豪華な出演陣と個々のキャラ立ちで最後まで見せる所はさすが。
しかしながらこれはドラマとは完全に別物と考えて見る方がいいのかも。
そして、映画じゃ無くてドラマのスペシャル版とかでいいかも(笑)

金子賢のヤクザ役久しぶりに見たな。
キッズリターン以来か(笑)
ダヴィドフ

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