このレビューはネタバレを含みます
架空のTV番組の撮影風景のように描いたモキュメンタリーホラー
…なのだが全くモキュメンタリーの良さが活かせていないと感じた。
個人的にモキュメンタリーの良さって
・その場にいるかのようなリアリティ
・手ブレなどから伝わる緊張感
(手持ちカメラの場合だけだが)
などがあると思っている。
だがこの映画は、定点カメラは別に普通に置いてあるだけのカメラだし、スタッフの持っているカメラもすごく安定感がある。
CGもチープなのでモキュメンタリーと相性悪いなぁと思った。
この撮り方だと全く予算の問題とかがあっただけなのかなとか、よくないことを考えてしまう。
展開的には後半で追い上げが少しあったが、まさかの「オレたちの戦いはこれからだ」オチ。
いよいよ映画の意味があったかも分からない。
一方で、除霊師のNeoのキャラはまぁギャグ的には面白かった。これもあまりに現実離れした性格なので、どうにもミスマッチだったが。
後半の展開の期待感(裏切られるが)とNeo様の面白キャラを踏まえて+0.5
全体的に中途半端なので、これならほんとに⚪︎ったシリーズなどをモキュメンタリーものとして捉えて観た方が面白い。