このレビューはネタバレを含みます
原作の持つミステリアスな感じをしっかり作品に閉じ込めたままのよい作品だったと思う。意外にも原作に忠実で、最初あれ?ルシアじゃないのかな?って思ったけど、安心しました笑 原作では、読者がルシアなんだなとわかる伏線が貼られていて、どっちかというとルシアサイドで読み進めていたが、映画はどうだったんだろう。どちらかというと、はるかサイドな気もする…。ミステリーというよりラストのピアノのシーンですよね。まぁでもなにしろ、本物のピアニストを起用した挑戦的なところに拍手。ピアノを理解してるからこそ説得力のあるセリフがたくさんあった。できればもう少し岬先生の過去を盛り込んで欲しかったけど、それなくても満足いく作品。