atsushi

undoのatsushiのレビュー・感想・評価

undo(1994年製作の映画)
3.3
2019/09/22 1回目
【2019年155本目】
この作品を観て頭に浮かぶ言葉第一位は"束縛"じゃないでしょうか。
恋に盲目になり、周りや自分を縛っては、やがては相手も狂わせ、破滅させていく。
そんな、誰にもあるであろう恋愛の痛手を、気味の悪い演出と"縛る"という動詞によって、見える化してみせた異色作。

タイトル「undo」は英語でほどく、はずすなどの意。
なぜ、"縛る"ではなく"ほどく"にしたのか、
二人の関係がほどけていたということなのでしょうか。
ちなみに他にも"元に戻す"という意味があるみたいです。ラスト、糸でがんじがらめになった主人公、行方知れずの彼女、きっと二人の関係は元に戻ることはないでしょう。
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