今最もスクリーンで観たかった2人。先日配信された『リプリー』が良すぎたアンドリュー・スコットと『アフター・サン』での好演が記憶に新しいポール・メスカルの共演。山田太一の小説『異人たちとの夏』を大胆に翻>>続きを読む
ザック・エフロン、ハリス・ディキンソンがプロレスラー役という稀代のハンサムキャスティング。その綺麗な顔に後付けされたような筋肉がまるで"男らしさ"という十字架を背負わされているようで、次第にリングコー>>続きを読む
「PAST」と「LIVES」の間の空白が示唆する主人公2人の距離感。終始、"距離"が念頭に置かれたフレーム内の人物配置。主人公が語る「인연」。縁とか輪廻転生の意らしい。今世では決して結ばれることはない>>続きを読む
フェリーニ作品のミューズにして、実妻のジュリエッタ・マッシーナが同名の主人公を演じる。フェリーニにとって初めてのカラー作品なだけあって、気合の入った色彩が目を奪う。現実と夢が錯綜する神秘体験、『8 1>>続きを読む
主人公の1人オーギュストは名前からして道化師の役回りを担ってるのだろう。『青春群像』に引き続き、フランコ・ファブリッツィの役がダメ男すぎる。
2024/04/14 1回目
【2024年124本目】
後世に多大な影響を及ぼすも、時代に翻弄され、赤狩りによってハリウッドを追われた名匠ジョセフ・ロージー。そのキャリア中の数少ないハリウッド映画であり処女作。
2024/04/13 1回目
【2024年>>続きを読む
開始早々、ヒッチコックが暗がりで語りを始める。この『世にも奇妙な物語』ライクな演出だけで既に、今作が他のヒッチコック映画作品とは違うことがわかる。実際に起こった事件を基にした、いやヒッチコックが極限ま>>続きを読む
”サーカスは、私のこれまでの多くの映画に侵入してきたので、一本の映画がサーカスだけで占められてしまうことには必然性があった”
とフェリーニが述懐する通り、満を辞して作られたのが今作。テレビ用映画とし>>続きを読む
D・W・グリフィス『國民の創生』を祀るスラップスティックコメディ。オニール親子共演が嬉しい。父ライアン・オニールはバスター・キートンさながらのドタバタを演じる。ハリー・ケリーJr.
どこにいた??>>続きを読む
信頼しかしてないクリストファー・ミラーとフィル・ロード製作。ジェイミー・フォックスがボストンテリア。
2023/04/09 1回目
【2024年119本目】
茹だるような暑さ、砂漠の真ん中に位置する地獄の様な監獄。畏怖する他に術がないほど美しく撮られた"丘"のショット。周到に積み上げていた反撃の積み木が、最後の1ピースで崩れていく。これだから映画は最後の1>>続きを読む
ガリア・シャヴァノワの絵画『マジック リアリズム』にインスパイアされたという今作。なるほど、この映画のルックそのものだった。
第九、"1+1=1"、焼身自殺。この映画を掴み取る手掛かりは沢山あった。>>続きを読む
リュミエール『工場の出口』を観る労働者達。
2024/04/07 1回目
【2024年116本目】
"これはベトナム戦争についての映画ではない。この映画はベトナム戦争そのものだ"
コッポラが『地獄の黙示録』について述懐したこの言葉を体現した記録。
2024/04/07 1回目
【2024年112>>続きを読む
ノルウェー映画『不眠症』のリメイクながら、紛れもない初期ノーラン作品の一片。コメディ映画お馴染みのロビン・ウィリアムズの優し過ぎる笑顔を逆手に取った配役。アル・パチーノは、白夜と相棒殺しによって精神を>>続きを読む
ノーラン作品に一貫する、実はより強大な何かに支配されていた男の物語。
2024/03/31 1回目
【2024年110本目】
この頃から、彼の頭の中は変わっていないようだ。
2024/03/31 1回目
【2024年109本目】
名優リリアン・ギッシュの強かさ。ロバート・ミッチャムの茶目っ気。ドイツ表現主義的撮影。カイエ派に多大な影響を与えたカルト映画。
2024/03/30 1回目
【2024年108本目】
毎カット、撮影が凄すぎて、空いた口が塞がらない。撮影監督を務めたのは当時若干30歳のヴィットリオ・ストラーロ。同じく29歳のベルナルド・ベルトルッチと本格的初タッグを組んだ記念碑的作品。
2024/>>続きを読む
ヘンリー・フォンダのアップが緊迫感を煽る、シドニー・ルメットのキャリア初期作にして、手に汗握る会議室映画。中々収束しないある悲劇が遂に最悪の顛末を迎える。絶望の映画体験。
2024/03/28 1回>>続きを読む
"最も個人的なことが、最もクリエイティブである"はマーティン・スコセッシの有名な言葉だが、今作は、最も個人的な事柄(嫉妬や妬み)と、世界を変える程の大きな事柄(人類史上の大発明)を対比することでそのク>>続きを読む
おじさん×子どものケミを分かりすぎているし、マブリーが適役なことも分かりすぎている韓国映画界。
2024/03/22 1回目
【2024年104本目】
天下のSHINeeと真摯に向き合っている製作陣も素晴らしいし、これを良しとしたSMも素晴らしい。テアトル系の日本映画の雰囲気を微かに感じる。
2024/03/21 1回目
【2024年103本目】
『犯罪都市 No Way Out』での好演も記憶に新しいコ・ギュピルの配役が嬉しい。
2024/03/20 1回目
【2024年102本目】
セルジオ・レオーネの傑作西部劇『The Good, the Bad and the Ugly』を思わせる英題『The Gangster, The Cop, The Devil』。
2024/03/2>>続きを読む
マブリーがチェアマンという他に例を見ない、なんとも贅沢な配役。イ・ビョンホンとハ・ジョンウの北緯38度戦を越えた友情。『シン・ゴジラ』を重ねて観ていた。未曾有の大災害の対処法としての核、その描き方も国>>続きを読む
中年オヤジのワンスアゲイン。おじさんが空飛ぶ画はどこか、『いぬやしき』を思い出す。リュ・スンリョンの念力というか顔力がお見事。
2024/03/18 1回目
【2024年99本目】
パク・ジョンミンとユナの小気味良いやりとりとか、中盤のサプライズ展開、音楽や演技で派手に盛り付けない塩梅の良さ。過小評価されていると思う。
2024/03/19 1回目
【2024年98本目】
ファン・ジョンミンvsイ・ジョンジェ。ファン・ジョンミンの日本語が聞けるだけで至高の映画体験。パク・ジョンミンによる最高のバイプレイング。
2024/03/16 1回目
【2024年97本目】
シリーズ2作目。芸術の神とマブリーの取り合わせ。弁護する側される側のギブ・アンド・テイク。
2024/03/16 1回目
【2024年96本目】
韓国Webコミック原作をコメディ映画の旗手キム・ヨンファが実写化。意外と法廷劇。
2024/03/16 1回目
【2024年95本目】
スクリーン、いや砂の惑星に呑み込まれる。その圧倒的な映像の圧もさることながら、とにかく音響が文字通り衝撃的だ。サンパーが放つあの音、とにかくコレだけでもう楽しい。胸に響く重低音が全身を使った劇場体験へ>>続きを読む
『バーニング 劇場版』のイメージが刷り込まれていたのですが、ユ・アインはむしろ悪役顔なのかも知れない。
2024/03/14 1回目
【2024年93本目】