友人に勧められて初観賞
何より主人公・ダヴィッド(ダメ男)の設定が斬新！
20歳くらいのとき、精子提供を693回！
病院がそれをめっちゃ人工受精に使っちゃって533人の子どもが誕生！
そして約20年後に子どものうち142人から「父親の情報を公開しろ！」と病院に告訴！
まあ普通に考えれば、ダヴィッドヤバい奴やん…ってなるけど(一応後で理由らしきものが分かるが…)、
同じ立場なら絶対寝耳に水だよ…💦
急に子どもが533人いるなんて言われたら誰だって責任と不安で一杯になるはず
告訴してきた子どもたちの情報ファイルを見るのをためらいまくるが、
チラッと１枚めくると…自分の推しのサッカーチームの選手やん！
→これを契機に人知れず子どもたちを支える「守護天使」として交流を重ねる…
正直主人公にとって都合の良い解釈だと思うし、そもそも人工受精自体なかなか倫理的に重い話題だが、
パトリック・ユアールのユーモラスで人間味のある演技で全然嫌味を感じさせない！
作品全体がコメディでハートフルに仕上がってるのは彼の支えるところが大きい気がする…
最後は子どもたちと「本当の家族」たちと大団円を迎え、まさに人生ブラボーなラスト
(その後の訴訟関係やメディアでの取り上げられ方などが気になったが…)
ダメ男が心機一転頑張る話って割とハズレなしの印象だが、
今回のも心温まる作品でした。
