撮影や編集は凡庸という他ないと思うけど、二郎さんや彼の弟子たちが意外にもあけすけに彼らの哲学について語っているのを聞けるのは嬉しい。
お弟子さんの修行プロセスについて(熱いおしぼり→魚の仕込み→卵焼き→職人)/開店前に当然ながら厳しい試食が行われ良いものだけが選び取られていること/築地市場での仲買人との固い信頼関係について/二郎さんがロブションを自分以上の舌と鼻の持ち主としてリスペクトしていること。このあたりは裏話としてリアルでとても面白い!山本益博は個人的にめちゃくちゃ嫌、例え話が全て鼻につく…。
この間すきやばし次郎に行ったら、二郎さんが誤嚥性肺炎で療養中とのことで、その日は禎一さんが握ってくれた。もしや、ということも考えれば一年前くらいに食べたのが俺にとっての二郎さんの握ってくれた最後の鮨だったかもしれぬ。無念。