9.11を皮切りに世界中で起き始めた悲惨なテロを食い止めるために立ち上がったCIA集団。どんな非人道的な拷問にも自ら介入し、ありとあらゆる手段でテロ組織を撲滅しようとする。ただ、これは完全にアメリカから見た世界であって、イスラム諸国から見える視点が違うことを忘れてはいけない。それを忘れることでこのテロとの戦いは永遠に終わることがないのだと思う。
主人公マヤの執念は想像を絶するものであり、下手すると彼女自身もテロリストではないかという錯覚に陥る。
決して単純明快な話ではなく、色々な意味で考えさせられる映画だった。