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インターミッションのまーぼのレビュー・感想・評価

インターミッション(2013年製作の映画)
3.8
銀座シネパトス閉館を惜しむ記念碑作。新旧問わず多くの俳優たちが幕間に交わす会話が映画好きにはたまらない。新橋のあの劇場も思い出す時折響く地下鉄振動音もつくづく愛おしい。支配人を演じる秋吉久美子の「映画ってね、なんでもありなのよ。」という言葉が今後ももっと映画を観たいという気持ちを全力で押してくれた。(シネマヴェーラ渋谷)

当時50代後半の秋吉さん、やはりかっこいい女優さん。香川京子や小山明子といった本物のレジェンドから、門脇麦、森下くるみといった本当に映画好きな若手を配置している感じがいい。畑中葉子、水原ゆう紀といった80年代お色気女優には昔よくお世話になった。

映画「インターミッション」内のインターミッションとして香川京子にリアルインタビュー。黒沢・溝口・成瀬といった巨匠監督との撮影時の思い出を昨日のことのように一言一言丁寧に語る香川京子さんの凛とした佇まいに背筋が伸びる思いだった。大好きな場面。
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