インターミッションの作品情報・感想・評価

上映館(1館)

「インターミッション」に投稿された感想・評価

みさき

みさきの感想・評価

3.5
銀座シネマパトス閉館に伴って作られた映画でインターミッション中に繰り広げられる観客達の会話の短編集のような映画。

映画が好きであれば好きであるほど楽しめる映画になっていて、様々なセリフ、場面で映画と映画館の魅力について語られていた。インターミッションということで上映されている(と言う設定の)映画の題名が流れるのでいつかそれらを見てみたいと思った。

ただ一応一連のストーリーにはなっているもののあまり魅力的でない会話の時は少し飽きてしまったのも事実。でも原爆や原発をテーマにしている会話などは特に印象的だった。

終わり方も個人的にはとても好き。映画の良さを再確認できる映画だった。
そしてとにかく金髪の染谷くんかっこよすぎました...

映画の話からは少しそれますが、チケットを窓口で買って座席指定ではなく整理番号順に入場し幕が上がって映画が始まる、という映画館に初めて行ったので凄く興奮しました☺️
銀座シネパトス閉館を惜しむ記念碑作。新旧問わず多くの俳優たちが幕間に交わす会話が映画好きにはたまらない。新橋のあの劇場も思い出す時折響く地下鉄振動音もつくづく愛おしい。支配人を演じる秋吉久美子の「映画ってね、なんでもありなのよ。」という言葉が今後ももっと映画を観たいという気持ちを全力で押してくれた。(シネマヴェーラ渋谷)

当時50代後半の秋吉さん、やはりかっこいい女優さん。香川京子や小山明子といった本物のレジェンドから、門脇麦、森下くるみといった本当に映画好きな若手を配置している感じがいい。畑中葉子、水原ゆう紀といった80年代お色気女優には昔よくお世話になった。

映画「インターミッション」内のインターミッションとして香川京子にリアルインタビュー。黒沢・溝口・成瀬といった巨匠監督との撮影時の思い出を昨日のことのように一言一言丁寧に語る香川京子さんの凛とした佇まいに背筋が伸びる思いだった。大好きな場面。
asumi

asumiの感想・評価

3.5
シネパトスの閉館を惜しむ、映画館のための映画。竹中直人さんらのトークショーもあり座席のしかけもあり、いい映画体験したなぁと感慨深いです。縁はないのに、映画館への想いがこれでもかと伝わってきたので、今とても寂しい。
映画としては面白くないけど、
この作品に限ってはコレで
イイんじゃないかと思う。

映画通かどうか試されてる様な
気がするけど、そんなモン無視
しときましょう。(笑)

どんなシラけた仕上がりでも、
劇映画という形を取ってるのは
個人的には嬉しい。

「数々のドラマを生んだ映画館
だから」
なんてコソばゆい理由ではなく、
単にドキュメントが嫌いだから。
(笑)

ひし美ゆり子さんは
「女優としてはコレが最後」
と言ってたけど、その意味で
月光仮面こと大瀬康一さんの
御出演も興味深かった。
ビンさんのヤクザも良い。♪

銀座シネパトスは未体験だけど、
神戸のパルシネマしんこうえん
に似た感じだね。

でも上映作品の濃いィさでは、
なんと言っても新世界東映!
☆(笑)
Kazuchan

Kazuchanの感想・評価

2.9
映画っていうのはね、なぁ〜〜んでもアリなのよ。

仰せの通り!の作品でした。
正直言うと、僕には合わない。
この監督は頭イイのか?恐らく友だちにはなれない気がしました。
私、ゴダールよりセガールなので。

しかしながら、
銀座シネパトスという劇場には思い入れがあり、懐かしく寂しい…
どんどん世の中から映画館が無くなって行く…(シネコンは映画館ではないと思っているので)大好きな映画の街・銀座から映画館が無くなって行く…奇しくも今日、間も無く閉館を迎えるスバル座で鑑賞しました。
こんな思い出にふけるなんて、爺さんになった証拠なのでしょうね…💦

染谷将太さん、門脇麦先生はとても良かったです😋
今からほぼ六年前の2013年3月31日に閉館した映画館「銀座シネパトス」
そこを舞台に閉館真近の銀座シネパトスに集う人々の、映画が上演される幕間(インターミッション)の時間を映す群像劇であり消えゆく映画館へのお別れの意味も込めた記念作品。
しかし自分は足繁く通ったわけでなく数回しか訪れた事はありませんが半地下の入口と前から見ると野球場みたいなレトロ建築はよく覚えてます。
シネパトスの手前に「入口→」と書いたショーケース付きの看板時計塔があってブレイク直前の壇蜜さん主演『私の奴隷になりなさい』のでっかい縦長看板がデーんと立ってたりしましたっけ。
「何をしでかすか、この観客たち」が本作の惹句ですが、基本的に何かが起きる事はなく、ただ淡々とゲスト→会話→退場→次のゲストが繰り返されるだけで、これを映画と言うのはちょっと。
これなら「思い出の銀座シネパトスを偲ぶ」みたいなテレビ番組で実際の俳優・関係者・足繁く通ったファンらによるシネパトスの思い出話しやその思い、等を語った方が良かったんじゃないか?と思いました。
銀座シネパトスが閉館するのは「建物の老朽化」以外の理由はなくて(実際黒字だったらしい)震災や原発の放射能漏れ、社会的メッセージのみが本作唯一のファンタジーだったと思うけど消えゆくシネパトスを見送るってコンセプトに対して甚だ余計な演出だと思うし、ならもっと「閉館は中止、これからもシネパトスは映画を上演し続けます!」みたいなファンタジーに振り切れてても良かったと思う。
でもやっぱり、こういう映画が作られる事自体が銀座シネパトスが長年愛されて、昭和から平成の時代に迄奇跡的に残った昔ながらの数少ない最早「文化遺産」とも言うべき建築物で映画館だったのだと思う。
Q

Qの感想・評価

2.5
意味の無い死ほど美しいの。
お客様、刃物は心にしまってください!

すてきな台詞の言い合いっこって感じ。
Jimmy09

Jimmy09の感想・評価

1.5
2013年2月24日(日)、銀座シネパトスで鑑賞。(前売券1300円)
震災の影響で3月31日に閉館となる銀座シネパトスでの映画鑑賞は、おそらく最後。
映画を観ている最中に、自分の座っている座席がスクリーンに映っているのは面白かったし、実際にシネパトスの下を通る地下鉄の振動が座席に伝わってくるのも、なかなかできない体験ではあったかと思う。


この映画の監督は、『映画「批評」家 樋口尚文』である。キネ旬などでは、映画評論家ではなく、敢えて映画批評家との肩書きを持つ樋口氏が、今度は賛否を批評される立場となった。

自分は、樋口氏の著書を『テレビヒーローの創造』(1993年)購入して読んでから、「分析力、執筆力のある評を書く人物」と認識し、その後の著書はほとんど読んでいる。

こうした作品を作ろう、製作、公開という流れのなかで、予算面・出演者スケジュール面で已む無しかと思うが、苦肉の「短編映画のつなぎ合わせの印象」。

また、それら断片的なショートショートの合間に上映開始のテロップが「監督名、作品名、製作年」として表示されるのであるが、それらが記憶ベースで以下のとおり。
・アントニオーニ『砂丘』
・ジャック・ドワイヨン『ラ・ピート』
・ヴェンダース『ことの次第』
・ベルトルッチ『革命前夜』
・シュミット『ラ・パロマ』
・カール・ドライヤー『奇跡』
・溝口『狂恋の女師匠』
・成瀬『おかあさん』
・アラン・レネ『ヒロシマ・モナムール』
・フェリーニ『悪魔の首飾り』→『世にも怪奇な物語』の一篇だったはず
あと何本かあった気がするが、忘れた。

こうした作品名を観て、その映画を観たことあれば、イメージは確かに膨らむが、観てない人を突き放す感じがした。
確かに、これまで映画をたくさん観てきてナンボ、の部分はあるかもしれないが、これらの上映開始作品名は映画通かどうかを試しているようにも思えた。


本作出演のキャストは、昭和の香りのする女優・男優多数であり、自分としては『インターミッションのインターミッション』として登場した香川京子のインタビューが面白かった。

銀座シネパトス閉館という区切りで製作・公開された本作は、閉館への様々な人達の想いが含まれているのは感じた。

ただ、一本の映画作品として観た場合、スノッブ感あふれるイマイチの作品と言わざるを得ないのは残念だった。
きのこ

きのこの感想・評価

3.0
本作のタイトルであるインターミッションとは長い映画を上映する際に観客の為に途中でとる休憩のことだ。

本作は、もうじき取り壊しになる映画館でインターミッション中に観客が会話をしている様子を描いた作品。

会話を楽しむ様な作品なのでストーリー性で魅せるという感じではなく、万人ウケはしないと思う。

けれど本作に登場する染谷将太はどの映画に登場する彼よりも魅力的だと感じた。
彼が本作で醸し出す雰囲気とビジュアルの魅力だけでも観る価値はあると思った。

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/the-intermission
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