このレビューはネタバレを含みます
本当に現代にいたらという演出。
世界のあらゆる問題を映した現実的なニュースから
暴徒化する民衆
その無名の民衆たちの中から
一人
ジーザス・クライストが生まれた
という見せ方には本当に鳥肌が立った。
ヘロデのショータイムも好き。
メディアを上手く使った描き方、
今から10年ほど前の上演なのに、
全く色褪せてない。
かつ、やっぱりJCSはこうやって
本当に聖書で描かれたのとは違う時代場所に置かないと!
ユダの死のシーンが
ミュージカル「パレード」と
相当似た構図をしていて
およよと思っていたら
本当に本当に首つられてしまったので
トリックがわからなくて戸惑った
大丈夫なはずなんだけども…って。
マリアの、化粧落として服も脱いじゃって、裸のまんま愛したいというあの演出最高すぎる、初めてマリアのことちょっとわかった気がする。
カヤパの人の低音が完璧すぎて、それ聞くためだけにでももう一度見たい。
裁きを下す、ピラトの
ジョギングしながら、え?なんだい?
みたいな最初の舐めた感じ最高だし、
でも民衆の暴徒化を止められなくて、ってのは本当に辛かった。