官能的な描写で知られるエイドリアン・ラインがそのスタイルを形作ったエロティックドラマ。
知り合った男女がアブノーマルな快楽に溺れていく物語です。
男と女の求めるものがすれ違うストーリーは珍しくないですが、それを倒錯した性的欲求と絡めたのはユニークでした。
全く相容れないのでなく、一定程度許容しつつ限度を超えたら破綻するのも納得感がありました。
ただそこにスリルやドラマは薄く、80's感あふれる演出もそれに拍車をかけていて面白くはなかったです。
キム・ベイシンガーも体を張っていましたが、やはり今作はニヤニヤと妖しい魅力を放つミッキー・ロークに尽きると思いました。
