4047

風立ちぬの4047のレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
4.4
堀越次郎の崇高な志・偉大な業績と、彼の設計した零戦が日本にもたらした結末。生と死の世界を夢と現実という形で行き来しながら物語は進む。
軽井沢での生を謳歌する物語中盤の二郎・菜穂子と、時代や病に翻弄されながら触れたら壊れてしまいそうな愛を育む後半の2人の対比に胸が締め付けられる。
ラストシーンでは紅の豚のオマージュが若干含まれている気がしないでもない.死を強く意識させる夢の中の美しい風景の中での対話で、しかし戦後日本への希望を感じずにはいられない。
4047

4047