コメント武士

風立ちぬのコメント武士のレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
4.2
大人になってから観ると解像度が上がる作品。
中学生の頃観て以来で、当時はよくわからなかった箇所が氷解していった。

この作品の一つのテーマとして「主人公のエゴイズム」があげられる。
このテーマは、主人公が結核持ちのヒロインをサナトリウムから呼び出して一緒に生活をするラストの場面(けど主人公は零戦設計を優先する)に収束してゆく。

主人公のエゴイズムと主人公を受け入れるヒロインの無償の愛というおろかさを描きつつ、同時に二人を儚くも美しく描くのが中々ギルティーだった。
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