高畑勲、最後の作品。
本当に天才だなと思ったね… 語り継がれるべき傑作です。
今更ながら初めて視聴しましたが、この衝撃ったら…！
日本画のようなタッチや、色の表現、無駄が一切なく最小限の情報だけで作られた画。
かぐや姫が十二単を一枚一枚脱ぎ捨てながら疾走する場面は圧巻。
何でもないような日常描写も素晴らしく、瞬きするのがもったいなく感じるほど。一瞬も見逃したくない。
赤ん坊の動きがぁあぁぁぁああああ… めっちゃくちゃ可愛かったよね…♡
このシーンあのシーンと挙げていくとキリがない、すべてのシーンが見どころになっている。
高畑勲の解釈で語られるストーリーも秀逸で、竹取物語は知ってるつもりだったけど全然わかっていなかったんだなと気づかされた…
音楽も良かったぁ〜、天人たちがかぐや姫を迎えにくるところなんかもう、頭から離れないよ… 主題歌も素晴らしかった…
世界一の演出家による、国宝級の作品。
高畑勲の新作がもっと見たかった……！！
