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かぐや姫の物語のwtnbmghのレビュー・感想・評価

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
5.0
大号泣した。なんて残酷な話なんだ!と思ったけどラストの二階堂和美の歌がやさしく二人の運命を祝福していて、そこに救いがあってまた泣けた!
“いまのすべては/過去のすべて/必ずまた会える/懐かしい場所で”
輪廻転生というロジックが二人をやさしく包んでいた。別の物語で、別の男と女で、二人はきっと再開したのでしょう。
物語の古典たり得ていたな〜。
生まれて、死ぬ。四季がめぐる。そのことの肯定。
月の世界っていうのはそれがない世界なんだろうな。生の論理がなく、死ぬことの苦しみもない。それはつまり生きることのあらゆる喜びもないということなのだ。
月の世界の論理の残酷さを描くことがすなわちこの映画で一番伝えたかった、生きることの肯定というメッセージになっている。
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