ペーターの意地悪

かぐや姫の物語のペーターの意地悪のレビュー・感想・評価

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
4.9
絵も音楽もとてもよい

自然と共に忘我に生きることの素晴らしさも、不合理で不平等につくられた愚かな人間世界で生きなければならない鬱屈した悲しみも、決して逃れられず刻一刻と迫りくる死期の無慈悲さも、ともかくそれら見たもの感じたものすべてが「生きる手ごたえ」だったのだと死の直前に噛みしめるけれども、最後にはその生の実感までをも理不尽な「死」は問答無用に奪い取ってしまう…

これがパクさんの遺作になってしまったのは二重にかなしい もっと作品が見てみたかったな